確定申告 freee会計でのやり方 解説

皆様は確定申告を終えられれたでしょうか?

2022年度の確定申告は2023年2月15日〜2023年3月15日までとなっていますので、早めに完了させましょう。

私は本業とは別に副業を行っています。内容としては輸出業と不動産業による事業所得になります。また、去年は医療費もかかったり、ふるさと納税も行ったりしましたので確定申告を行っていきます。freee会計、弥生会計、マネーフォワード等々様々な会計ソフトにより確定申告が簡単にできるようになっています。

簿記の知識がなくても画面に沿って入力する事で青色申告には必須の複式簿記にしてくれるfreee会計を私は使用しているので今回はfreee会計での確定申告を見ていきます。

こんな人に今回の記事はおすすめ
  • freee会計での確定申告のやり方を知りたい
  • freee会計の使用感を知りたい
  • 本業とは別に副業を行っており、確定申告のやり方を知りたい
  • ふるさと納税、医療費を確定申告したい

私が利用しているfreee会計↓

目次

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確定申告 電子申告(e-Tax)について

電子申告を行うメリットは以下の通りです。

電子申告(e-Tax)メリット
  • 自宅で手続きができる(税務署に行かなくてすむ)
  • 添付書類を省略できる
     医療費控除の領収書、寄付金控除の証明書、、、
    各書類は5年間保管し、税務署から提出や提示を求められた際には応じる必要有
  • 青色申告者は控除額が10万円アップ
     e-Taxで青色申告の手続きを行えば控除額は65万円⬆︎
    e-Taxで青色申告を行はないのであれば55万円⬇︎
  • 還付のスピードが早い
    e-Taxで申告すると、還付まで通常3週間
    通常の書面提出では、還付まで1ヶ月〜1ヶ月半の

電子申告をしないのであれば税務署に直接書類を作成して書面提出となりますが、わざわざ書面提出を選ぶ必要はないですね。強いて言うならばe-Taxはマインバーカード取得が必須なので間に合わない人は書面提出しか選択肢がないです。

確定申告の流れ

freee会計のホーム画面の確定申告タブをクリックする事で確定申告の画面に進むことができます。

収支の登録

2022/01/01 〜 12/31の期間での支出、収入を登録していきましょう。ここを日々行っていないと確定申告の時期は大変になります

freee会計にログインしたら、取引タブから支出、収入を入力していきましょう。

私の場合は輸出業の仕入れにかかった費用(購入代、移動費‥)商品発送した際の輸送費、取引先との交際費、使用した備品購入代、電気代等の支出。商品が売れた際の収入。を月毎にまとめて入力しています。

カード等を登録しておけば自動で登録されます。手動の場合は「取引登録」から1件ごとに入力していきます。

入力の仕方等はまた別の機会に説明します。

事前準備

確定申告事前準備
  • マインバーカード取得
  • やることリストの確認
    freeeの場合は○×でリスト化してくれているのでわかりやすいです。
  • 青色申告承認申請書の提出
    ※1 今年度開業した人は必要

電子申告(e-Tax)を行う場合はマイナンバーカードが必要となりますので取得しましょう。カード取得が一番時間がかかる箇所となります。

※1 青色申告を行う場合は、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。freeeではfreee会計とは別に無料のfreee開業があります。私はこれを利用して「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出しました。想像以上に開業は簡単でした。

確定申告書類の作成・提出

確定申告書類の作成・提出
  1. 基本情報を入力する
  2. 収支や申告内容を入力する
  3. 経費や控除などの申告に必要な事項を入力
    ○×で確認できる
  4. 申告内容を確認する
  5. 書類を提出する

次の項目で上記について詳細を見ていきましょう。以下のように進行状況も分かりやすく表示されるのでやりやすいです。

確定申告の流れについてはfreeeよりyoutubeにて解説動画が公開されています。⬇︎

基本情報を入力する

基本情報を入力していきましょう。

住所と確定申告先の税務署情報

まずは自分の住所と確定申告先となる近くの税務署を記入します。

税務署については国税庁のホームページから提出先となる近くの税務署を郵便番号等で検索することができます。以下に国税庁の検索のリンクを貼ります。

氏名、生年月日等の情報

続いて氏名や生年月日といった情報を入力。

お仕事の種類

仕事の種類についてプルダウンになっているので選択肢て、具体的な仕事内容を記載しましょう。

申告書について入力

こだわりがない方は前項で説明したように控除額が65万円のフルで使用できる電子申告を選択しましょう。開業届と青色申告承認申請書を提出(freee開業でならばセットで提出できます)している方は青色申告を選択しましょう。

開業日、屋号の入力

開業届を提出した日と開業届で届け出ている屋号を入力しましょう。

これにて基本情報の入力は完了です。続いて経費や控除などの申告に必要な事項に「保存して次に進む」ボタンを押すことで進みます。

経費や控除などの申告に必要な事項

続いては経費や控除について入力していきます。該当する項目は○を選ぶことで詳細を入力できるようになります。×を押すとスキップになります。

2022年の収入と支出をすべて入力しましょう

2022年01月01日〜 2022年12月31日中に発生した収入と支出についての情報がここに表示されます。入力については取引タブにて入力されたものが転記されている状態になります。

固定資産についての入力

不動産を所有していたり、設備を保有している場合は固定資産台帳に入力しましょう。

現金の残高を登録、マイナポータルからの取得

現在はベータ版ですが、マイナポータルから生命保険料の控除証明書の情報が取得できるようになるようです。私は本業の年末調整にて生命保険料の控除については実施ずみなので利用していません。

会社から給与受け取り有無

本業がある人はこちらに本業での源泉徴収票の情報を入力しましょう。

源泉徴収されている事業所得、不動産所得はありますか?

該当される人は○を選びましょう。私の場合は不動産収入がありますが、源泉徴収されていないのでここの項目は×になります。

株式の取引はありますか?

該当される人は○を選びましょう。私の場合は特定口座外での取引はないため×になります。

FXの取引はありますか?

該当される人は○を選びましょう。取引をしていないので×

仮想通貨の取引はありますか?

該当される人は○を選びましょう。取引をしていないので×

不動産所得はありますか?

源泉徴収されていない不動産による収入がある場合は家賃収入や貸主の情報を入力しましょう。建物賃貸借契約書を参考に入力していくことになります。

仕入れた商品の中に在庫がありますか?

商品の販売を実施している方は在庫が残っている場合はこちらに情報を入力しましょう。

仕事とプライベートで兼用しているものはありますか?(家事按分)

家事按分とは自宅を事務所として利用している個人事業主の場合、家賃や水道光熱費など、プライベートと事業で使用した分との区別比率によって経費として計上することです。
私は自宅で副業を実施しているので水道光熱費や通信費を家事按分しています。副業に費やした時間等で比率を出して記入しています。

税理士や弁護士などに報酬を支払いましたか?

該当される人は○を選びましょう。やり取りをしていないので×

前年度に損失を繰り越しましたか?

該当される人は○を選びましょう。

養っている配偶者はいますか?

該当される人は○を選びましょう。私も専業主婦の妻がいるので記入しています。

子供などの扶養家族はいますか?

該当される人は○を選びましょう。私も息子が二人いるので記入。

病気等で病院に行ったり、医療用の市販薬を購入しましたか?(医療費控除)

病気や怪我の治療などで使ったお金が合計100,000円を超えた場合は医療費控除を選択することができます。特定の健康活動を行っており、セルフメディケーション税制対象の医薬品を1万2千円以上購入している方はセルフメディケーション税制を選択することができます。 また、前項で記入した養っている家族も控除の対象です。
エクセルデータに入力したものをインポートする事ができますので利用しましょう。

生命保険に加入していますか?

本業の年末調整で保険関係の申告は完了しているのでここでは×を選択

地震保険に加入していますか?

本業の年末調整で保険関係の申告は完了しているのでここでは×を選択

国民年金に加入していますか?

国民年金を支払っている場合は入力します。本業にて厚生年金の支払いをしているのでここは×

国民年金基金に加入していますか?

本業にて厚生年金の支払いをしているので該当しないので×

国民健康保険に加入していますか?

本業にて社会保険に加入して支払いしているのでここも×

その他の社会保険料を支払っていますか?

こちらも該当する方は○。介護保険料や労働保険料などが該当します。

ふるさと納税などの寄附をしましたか?

ふるさと納税を利用された方は○を選択しましょう。

小規模企業共済や企業型・個人型年金等の掛金を支払っていますか?

iDeco等を利用されている方はこちらに入力しましょう。

過去10〜15年以内に住宅ローンを組んでマイホームを購入またはリフォームしましたか?

私は賃貸派閥なのでこちらの項目も×になります。

6月中旬頃に税務署から予定納税額の通知書は届きましたか?

ついに最後の項目です。税務署より通知のあったかたは予定納税額通知書の記入をしてください。

ここまでの入力が完了しましたら「次に進む」ボタンをクリックしましょう。

まとめ

確定申告お疲れ様です。いかがでしたでしょうか、実際にfreeeの画面を通して見てきました。入力する項目は多いですが、私のような副業の方は本業で処理済みの項目も多いですね。前項までの入力が完了したらあとは書類の確認をして、提出することで完了です。期限までは出し直しもできますのでまずは提出しましょう。出し直した場合は最後に出した資料が採用されます。

個人事業主として開業した初年度については解らない事がわからなかったので税理士さんに依頼を私はしました。次の年度からはfreeeを利用して自分で確定申告を実施しています。規模もまだ小さいですし初年度の確定申告の控えを教科書として実施しています。

特にfreeeでは簿記の知識がなくとも聞かれている項目を入力していく事で、書類の作成ができるのでとても助かっています。

確定申告の期限は3/15までとなっていますので、皆様遅れないようにお気をつけてください。

それでは失礼します。

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