子供が歯磨きを嫌がる、中々口を開けてくれない、夜寝る前の戦いがしんどい。。。
お子様の歯磨きに困らない人はいないのではないでしょうか?
そこで今回は子供が歯磨きを嫌がる理由4つと各年齢での対処法や目安について紹介します。
歯磨きを嫌がる4つの理由
子供が歯磨きを嫌がるのには理由があります。代表的な理由4点が挙げられます。それぞれ見ていきましょう
痛い
痛いの中にも色々ありますので具体的に見ていきましょう。
- 口を開け続けることで痛い
- 押さえつけられて痛い
- 歯ブラシの当たり所が悪くて痛い
口を開け続けることで痛い
口を開け続けることは大人でも苦痛になります。休憩をはさみながら歯磨きをしましょう。目安としては唾液がたまって来たらなので5秒程を目安にしてみてください。
押さえつけられて痛い
押さえつけられて痛い。ついつい暴れ子供を羽交い絞めにすることで痛がられていないでしょうか?
我が家でも当初、暴れるから押さえつけている認識でやっていましたが、押さえつけられるから暴れるのだと気づき今では親の膝の上に息子が頭を乗せた状態で、押さえずに歯磨きをしています。
歯ブラシの当たり所が悪くて痛い
歯ブラシの当たり所については、特に上の前歯の中央部にある上唇小帯(すじの部分)に歯ブラシが当たると特に痛いので当たらないようによけるか指でガードしてあげましょう。
また子供用の歯ブラシでも子供の歯が磨きやすいヘッドが小さく毛が柔らかいものを使用しましょう。子供の年齢に合わせて歯ブラシは変化していきます。以下の写真は我が家で仕様している子供達の歯ブラシです。左から0歳児の慣れるよう、3歳児の子供用、仕上げ磨きの歯間用、仕上げ磨き用となっています。
子供はよく歯ブラシを噛んでしまうので毛先の広がりが早いです。なので我が家ではまとめて買っています。
電動歯ブラシという選択肢もありますが、歯医者さんに確認したところ否定的な意見が多かったです。振動を嫌がる子がいる事や、振動のために口の中に傷ができてしまう可能性も。また、歯磨きの基本的なやり方が身につかないという懸念もあります。
気分が乗らない
楽しく遊んでいたり、テレビを見たりしていると気分が乗らずに嫌がられます。〇〇が終わったら一緒に歯磨きをしようと声をかけて上げて切替のタイミングを示して上げましょう。
また、歯磨きを楽しいものという認識をもってもらうために我が家ではご褒美を用意しています。
キシリトールでできたタブレットで息子も食べるたびに「おいしおいし!」というので我が家ではこれを「オイシおいし」という名で読んでいます。(そのまま)
「オイシおいしチャレンジする子はいますか~」というような呼びかけをして歯磨きの気分に切替やすいようにしています。かなり重宝していて1歳後半から3歳現在までヘビーユースしています。
怖い
押さえつけたり力強く磨いたりと怖い顔で歯磨きをしたり、短時間で終わらせたいばっかりに怒ってしまったりしていませんか?
歯磨きは楽しいものだと思ってもらうためには歯を磨く親の表情にも注意が必要です。
眠い
特に夜ご飯あとの歯磨きに多いのが寝る時間が近い為嫌がられることもあります。
食べながら寝てしまうこともある我が家では寝ながら歯磨きを行ったり、どうしても口を開けない場合は朝磨くようにしています。
虫歯にはすぐになるわけではないので、24~48時間程かけて徐々に虫歯になっていくので一回位磨かなくても大丈夫です!神経質にならなくても大丈夫ですよ。
それぞれの年齢での対処方法や目安
子供が歯磨きを嫌がる理由が分かりましたので次はそれぞれの年齢での対処法や、歯磨きに関する目安目標を見ていきましょう。
0歳
対処(0歳)
赤ちゃんの口の中にはもともと虫歯の原因になる菌が存在しません。
虫歯菌を持っている大人や兄弟の口内から虫歯菌が移らないように注意しましょう。
- 食器やスプーン等を分ける事
- 口移しで食べさせない事
- かわいいからって唇を奪わない事!!(ここ重要)
とはいえ完全に防ぐことは難しいです。くしゃみとかの飛沫もありえますし。。。神経質になりすぎると疲れてしまうので、
家庭でルールを決めて出来る範囲で対処していきましょう。
我が家では①~③を実施しています。特に祖父母宅で気を付けないといけません。気が付いたらお箸を使って取ってくれようとしたりと善意からですが、虫歯菌移動につながることになりかねません。
祖父母には説明をして協力してもらっています。
特に0~3歳は特に虫歯菌が移りやすい時期です。我が家では幼稚園に入るまでは①〜③を実施していきます。幼稚園に入るとおそらくお弁当の時間等もあるので対処に難しいと考えているためです。
歯磨き目安(0歳)
6ヶ月くらいになると早い子では 乳歯の生え始めの時期になります。乳歯が生え始めたら、ガーゼ等で優しく拭いてあげましょう。
また、歯ブラシにも慣れていくために我が家ではピジョンのベビー歯ブラシを渡しています。
こちらは誤飲防止の返しがついているので歯ブラシを口の中に入れても気持ち悪くないんだよ〜という経験になります。ちなみに長男ではこの時期に歯ブラシを渡していませんでした。長いこと歯ブラシを口の中に入れるの怖い!が続いたので早めに慣れてもらうと楽です。誤飲防止がついていますが、赤ちゃんが歯ブラシを持っているときは必ず付き添うようにしてください。口に刺さる鼻に刺さると色々な危険が考えられますので。
1歳
対処(1歳)
この頃になると乳歯の前歯が生えてきます。本格的な歯磨きをスタートしていきましょう。まずは歯磨きが楽しいと思ってもらえるように
- 仕上げ磨き開始
- 嫌がるならば子供用の歯磨き粉を使用
- 歯磨きを強要しない(後々大変になるので、、、)
子供用の歯磨き粉を使ったら歯磨きが劇的に楽になったという記事を多く見ますが、、そんなことはありませんから!子供の気分が乗っていれば歯磨き粉があろうがなかろうが歯磨きはやれます。
歯磨き粉がついていると、歯ブラシをお口に入れると甘いから入れてみようかなという気持ちになってもらいやすくはなります。過信はダメ絶対です。なんでしたら歯磨き粉の部分を舐めとられておしまい!ということもありますので歯磨き粉が合わないのか等で悩む必要はありません。子供用の歯磨き粉は子供の好きな味ならばなんでもOKです。
歯磨き目安(1歳)
まずは歯磨きに慣れていきましょう。歯磨きという行為自体を嫌いにならないように無理やりやるのは避けて楽しめるようにしましょう。我が家では長男にこの時期にかなり嫌がられながらも無理やり歯磨きをして長く苦しい戦いが幕開けしました。。。
下の歯は特に常時唾液で守られている状態ですので、歯磨きに手こずるようでしたら上の歯だけでも磨ければ良いです。あくまでも歯磨きに慣れる(習慣化)・歯磨きは怖いことではないという事が伝わればいい時期となります。歯磨きを強要せずに歯磨き粉等も利用しつつ仕上げ磨きをしていきましょう。1,2回歯磨きできなかったからといって虫歯に必ずなるというわけではないので神経質になりすぎずに気長に歯磨きに取り組みましょう。
2歳
対処(2歳)
この時期になるとイヤイヤ期に突入する子も多くなりますます歯磨きのハードルが上がってきます。基本は1歳の時と変わらずとなります。歯磨きという行為自体を嫌がられないようにしていきましょう。
- お気に入りの歯ブラシを一緒に選ぶ
- お気に入りの歯磨き粉の味を選ぶ
- 歯磨きができたらご褒美をあげる(キシリトールタブレット)
- 歯磨きができたら、ありとあらゆる言葉を用いて褒めちぎる(ここ重要!)
この時期は本当に、、、大変でした。我が家では上記の3点で乗りきりました。特にキシリトールタブレットは「オイシイおいしい」と独自命名して歯磨きを終えたら食べられるというご褒美にしています。(現在進行形)
そしてちゃんと歯磨きができたらものすごく褒めてください。イヤイヤ期でも褒められると歯磨きに前向きになってくれます。
歯磨き目安(2歳)
1歳で歯磨きに慣れてきた子もイヤイヤ期になって歯磨きを嫌がり始める子も出てきます。ここが親の正念場ですね。食べた後に磨くことがベストですが、子供の気分が乗らない場合は時間を置いて挑戦しましょう。
また、徐々に言葉の理解も進んできますのでなぜ歯磨きが必要なのかを教えてあげながら楽しく歯磨きをしていくことを心がけましょう。
3歳
対処(3歳)
対処については2歳児と変わらずです。歯磨きの習慣化を続けていきましょう。
- お気に入りの歯ブラシを一緒に選ぶ
- お気に入りの歯磨き粉の味を選ぶ
- 歯磨きができたらご褒美をあげる(キシリトールタブレット)
- 歯磨きができたら、ありとあらゆる言葉を用いて褒めちぎる(ここ重要!)
歯磨き目安(3歳)
奥歯でも食べ物をよく噛むようになってくる時期ですので、今まで以上に奥歯も磨くようにしてきましょう。また、本格的に子供自身での歯磨きを教えてあげるようにして自分で磨けるように練習を開始しましょう。
長男は2歳の時期までかなり歯磨きに苦労はしましたが、3歳になってからはかなり歯磨きに協力的になってくれました。歯磨きを一時期嫌いになってしまったとしても巻き返しはできました。諦めないで下さい!そして、3歳児歯科健診もあるので必ず受けるようにしてください。
まとめ
最後にここまでをまとめておきましょう。まずは子供が歯磨きを嫌いになる理由についてです。
- 痛い
口を開け続けることで痛い
押さえつけられて痛い
歯ブラシの当たり所が悪くて痛い - 気分が乗らない
- 怖い
- 眠い
歯磨きでの対処・目安についてです。
- 虫歯菌を移さないために(0~3歳)
食器やスプーン等を分ける事
口移しで食べさせない事
かわいいからって唇を奪わない事!!(ここ重要) - イヤイヤ期歯磨きを嫌いにならない為に
お気に入りの歯ブラシを一緒に選ぶ
お気に入りの歯磨き粉の味を選ぶ
歯磨きができたらご褒美をあげる(キシリトールタブレット)
歯磨きができたら、ありとあらゆる言葉を用いて褒めちぎる(ここ重要!)
歯磨きはいつまでもついてまわる生活の基本です。赤ちゃんも子供も大人も老人も歯を大切にしていくことで健康につながるのでまずは歯磨きの習慣化に向けて頑張っていきましょう。
また、大人の歯磨きを見せることで歯磨きに興味を持ってくれることもあります。子供の歯磨きだけでなく私たち親もちゃんと歯磨きをしてお手本となるようにがんばりましょう。
それでは失礼します。